こんにちは、Buggyです。
千葉在住の私ですが、実家の奈良に住む父親が所有する車を譲ってもらうことになりました。
実家に帰った時に運転したり、レンタカーを借りて遠方まで旅行することはあるものの、車の所有、ましてや名義変更に関する知識はゼロだった私の体験談を、時系列にツラツラと書いていきたいと思います。
「その手順だとやばくない?」的な内容があるかもしれませんので、まぁ参考程度に・・・なお、貧乏性なので「名義変更を代行業者に頼む」という選択は一切ありませんでした(笑)
2022年2月~3月:両親への説得
最初にして最大の関門と言いましょうか・・・両親へ車を手放すことについての説得には数ヶ月を要しました。
うちは最終的に父親が納得して手放してくれたので(姉の説得がかなり強行だったようですが、詳細は聞いていません(苦笑))穏便に済んだほうですが、なかなか手放そうとしないシチュエーションの方には本当に同情します。この年代の「自分が事故を起こすわけがない!」と根拠なく思う傲慢さには本当に反吐が出ますな!
2022年3月下旬:必要書類を準備してもらう
名義変更に必要な書類を準備・郵送してもらえました。まぁ、事前準備が必要なのは旧所有者(父親)の印鑑証明書くらいでしょうか。印鑑証明書には「発行から3ヶ月間」という有効期限があるのでご注意を。
車検証(のコピー)も送ってもらえましたが、見返すことが多かったので手元にあると結構便利です。
2022年4月26日:図柄ナンバー申込みサービスへ申請
ナンバープレートの番号を変えるのと、図柄ナンバー(ご当地ナンバープレート)にしたかったので、図柄ナンバー申込みサービスへ申請。
申込みの際に、車検証に記載の情報が必要になりますのでご注意を。
費用は交付手数料¥7,480、寄付金¥1,000の計¥8,480でした。もちろん「もっと寄付したい!」という人は¥1,000以上支払ってもらって結構です。
申込後、即座に銀行へ振込入金したところ、即日で「5/17~6/16で取りに来てください」とメールが来ました。ホームページの作りがいささか時代を感じますが、処理は非常にスピーディー。
梨とアンデルセン公園を全面に押し出したデザイン、ダサイのが逆に個性的で気に入っています(笑)
余談ですが、奈良の明日香村のナンバープレート、カッコよすぎじゃね~!?
2022年4月28日:千葉→奈良へ移動、書類の最終チェック
新幹線で奈良へ移動し、実家で一泊。必要書類の最終チェックを行いました。
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譲渡証明書(旧所有者(父親)の実印の押印があるもの)
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旧所有者(父親)の委任状
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旧所有者(父親)の印鑑証明書(3月に前もって受領済み)
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車検証
書類の書き方はGoogle画像検索で参考になるものが出てきます。
2022年4月29日:奈良→浜名湖へ移動
年に数回運転する程度の人間が、1日で奈良→千葉と移動するのは無謀すぎるので、中間地点(っぽい)浜名湖で一泊しました。
おそらく、二度と来ることはないであろうサービスエリアの数々を堪能しました(笑)
ちなみに、父親が契約していた自動車保険は「運転者限定特約なし」でしたので、名義変更前の私が運転して事故っても保険が下りるため、コンビニで申し込める1日保険などは契約しませんでした。
2022年4月30日:浜名湖→千葉へ移動
この日もサービスエリアに立ち寄りまくりで、10時前に浜名湖を出発して自宅に着いたのは19時!さすがにヘトヘトになりました。
『EXPASA浜名湖』と『道の駅 富士川楽座』は天気が良かったのでかなり印象に残っています。
2022年5月2日:車庫証明を申請
警察署へ出向いて車庫証明を申請。受付は平日のみです!!サラリーマンには厳しいですなぁ~。私もわざわざ有給休暇を取得しました。
一点、相当マヌケなことをしでかしました。本来は自動車の保管場所の位置を管轄する警察署に行かないと行けないのですが、私は何も考えずに家から一番近い警察署に行ってしまいました・・・書類を提出して開口一番「管轄が違いますね~」と言われてそちらに出向く羽目に。午前中だから良かったものの、午後の遅い時間だと取り返しがつかなくてやばいところでした。
千葉県の車庫証明の申請案内ページはなかなか丁寧に書いてくれているのですが、管轄一覧は別ページにあります。案内ページの方にも書いてくれたらいいのに。
自宅に車庫がある場合の必要書類は以下の通り。警察署にも書類は置いていますが、事前に印刷して、じっくり時間をかけて書いて持っていったほうがいいと思います。
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自動車保管場所証明申請書
※印刷して持っていく際は2通必要(1通書いてそれのコピーでOK) -
自動車保管場所標章交付申請書
※印刷して持っていく際は2通必要(1通書いてそれのコピーでOK) -
自認書
※自宅に車庫がある場合 -
保管場所の所在図・配置図
※所在図はGoogleマップの貼り付けでOK
申請後、後日警察に出向いて車庫証明を受領する必要がありますが、それももちろん平日のみですので、郵送してもらうようお願いしました(向こうから聞いてくれます)。
車庫証明にかかった費用は『自動車保管場所証明申請手数料』が¥2,200、『自動車保管場所標章交付申請手数料』が¥550、『車庫証明郵送料』が¥875でした。
2022年5月11日:車庫証明が届く
GWを挟んでいたにも関わらず「意外と早く届いたな」という印象。
車庫証明の有効期限は1ヶ月!(短けぇ~!)届いてから1か月以内に名義変更を完了させないと、またお金を費やして再取得する羽目になります。
2022年5月11日:運輸支局を下見
この手順はまったく不要ですが、別件で休みを取っていたので申請に行く運輸支局を下見しに行きました(笑)とにもかくにも不安なことが多い手続きですので・・・。私の場合、出向く先は『関東運輸局千葉運輸支局 習志野自動車検査登録事務所』です。
記載のサンプルをとにかく激写(笑)やっぱり、ネットのサンプルよりは実際に申請するところのサンプルのほうが安心しますね!
同日、コンビニで自分の印鑑証明書を取得。マイナンバーカードで取得できるのは便利!政府ももっと有効活用してくれないと。
2022年5月20日:名義変更手続き
有給休暇を取得して、満を持して名義変更手続きへ。
「どこの窓口に行けばいいのか」がひと目で分かる、丁寧な案内があるのですが「はて、ナンバープレート変更と名義変更を同時に行う場合はどうすればいいのか」と、車に関する知識ゼロの自分は戸惑うわけです。
まぁ、結論から言えば「名義変更の書類を提出する際に『希望番号予約済証』が必要なので、先にナンバープレート変更の手続きを行う」が正解。
ナンバープレート申込み後に取得できるQRコードを読み取り機にかざして、出てくる書類を受付の人(若くて可愛いと思われる女性で面食らいました(笑))に渡すと、領収証・寄付金受領証明書(確定申告の際に使用)・希望番号予約済証をくれます。
次に、現地にある手数料納付書に記入して移転登録手数料(印紙代)¥500を支払い。
その後、『自動車税・自動車取得税申告書』『申請書』を記入して必要書類がすべて揃いましたので、いざ名義変更の窓口へ!
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譲渡証明書(旧所有者(父親)の実印の押印があるもの)
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旧所有者(父親)の委任状
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旧所有者(父親)の印鑑証明書
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車検証
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新所有者(自分)の印鑑証明書
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車庫証明書
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手数料納付書(運輸支局にて記入)
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自動車税・自動車取得税申告書(運輸支局にて記入)
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申請書(運輸支局にて記入)
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希望番号予約済証(運輸支局にて入手)
「不備があったらどうしよう・・・」とひたすらに不安がありましたが、この後は新しい車検証を受け取り、『自動車税・自動車取得税申告書』を提出。あれよあれよという間にナンバープレート受領のところまで進みました。つまり、書類は問題なく受領されたということで本当に良かったー!
古いナンバープレートを外して持ってくるよう依頼され、持っていくと燦然と輝く船橋ナンバー(笑)をゲット。
ドライバーの貸出もあり、取り付けが終わったところで係員のおじさんが最終チェック&封印をしてくれて、名義変更&ナンバープレート変更が無事に終わりました。
所要時間ですが、『金曜日の午後』という一番混みそうな時間帯だと思うのですが、13:10に申し込みを開始して14:00前には完了しました。2~3時間はかかると覚悟していたので拍子抜け。まぁ、書類に不備がなかったのですんなりといったんでしょうねぇ。
名義変更についての所見
デジタル化が著しく遅れているというのが偽らざる感想。とにかく「書いて提出させる」という手順ばかりでゲンナリします。どうせ記入した書類はOCRで読み込ませて取り込むんでしょ?アナログすぎる~(違っていたら撤回します)。
その点、ナンバープレート申請に関しては、Webで必要事項を全部記入して支払いまで済ませられるので、運輸支局に行って行う書類作業が特段ありません。これと同じことをなぜ出来ない!
一応、『ワンストップサービス』というものがあるのですが・・・
こちらで詳しく解説されているように『運輸支局に2回行かないとダメ』『紙での手続きより煩雑』というかなりイケてないサービスです。いくらでもメスを入れられる作りですねぇ。
2022年5月29日:自動車保険契約
父親に連絡して自動車保険を5月末で解約してくれるよう依頼するとともに、自分自身の自動車保険を6月1日開始で契約。
申し込んだのは『おとなの自動車保険』です。理由は「価格.comで1位だったから」という非常に安直なものですが、他の会社で仮見積もりを作成しても、確かにここが常に最安値になるので「もうここでいいや」と思った次第。
ちなみに、よくある「保険の見積もり一括申請!」的なものには手を出しませんでした。
以前、原チャリの買い取りをそれで行って、数分も経たないうちにありとあらゆるところから電話がかかってきて本当にイヤにあったトラウマがあります(苦笑)
保険の内容は、かいつまんでいうと
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運転者限定特約:自分のみ運転
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対人・対物賠償:無制限
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車両保険:契約せず
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ロードアシスタンス特約:契約せず
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自転車傷害特約:契約せず
って感じでしょうか。新規契約6S等級スタートで¥39,110でした。
車両保険については、新車でもないので「何かあったらしゃーないか」という判断で契約せず。
ロードアシスタンス特約はクレジットカードでのサービスで契約したほうが安上がりでしたのでそちらを選択。
自転車障害特約は火災保険に付随しているので契約の必要なし。
これから無事故無違反で頑張って保険料を下げていきたいですな。
2022年6月中旬:自賠責保険の名義変更完了
父親が損保ジャパンで申し込みをしており、私も損保ジャパンのHPから必要書類をダウンロード・記入して郵送で完了。約10日くらいで新しい自賠責保険証明書が送られてきました。保険会社の店舗に行く必要は一切なし(もっとも、近くにあれば直接行ったほうが即日で名義変更が完了するようです)。これにて、車の名義変更に関する作業は一通り終了!
自力での名義変更を終えて
車に関する知識ゼロから何とかやってきましたが、少しは経験値を上げられたかな?という印象。楽しくもありましたが面倒くさいことは確実ですので、お金を払って業者に丸投げでも全然いいと思います!